令和四年施餓鬼会次第

今年もコロナウィルスが収束することなく、本日は都内で3万人を越える感染者となりました。

施餓鬼会への参列は、申し込み上限(60人)の半数に届かない30人程度になりそうです。コロナが再拡大する中では良かったと思っています。人数は少ないですが一所懸命に世界平和、万民豊楽、先祖菩提増進仏果を祈り、慈悲であふれた世界にしたいと思います。

さて、昨年も 掲載しましたが、施餓鬼会の次第順序を掲載させていただきます。法要は本尊供養と施餓鬼供養の二部構成になっています。

法要を主導する「導師どうし」と、周りの「職衆しきしゅう」と呼ばれる僧侶では次第順序が異なります。職衆が唱えるお経などには、節がついた歌になっているものがあります。これは「声明しょうみょう」や「梵唄ぼんばい」と呼ばれます。

密教の法要は、五感で感じて心身共に仏と一緒になることも大切です。ひたすらに拝める雰囲気を作ってYouTube生配信をご覧ください。施餓鬼会の趣旨については施餓鬼会をご覧ください。

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(本尊様に向かって)
①本尊供養
導師:本尊供養法
職衆:法楽
    四智梵語しちのぼんご
(声明)
    理趣経
(声明。紙でできた蓮の花びら(散華)を散らします)
    檀信徒勤行法則

    (お持ちの方は『檀信徒勤行法則』をご用意ください。ご一緒にお唱えしましょう)

(施餓鬼壇に向かい直して)
②施餓鬼供養
導師:施餓鬼作法
職衆:施餓鬼過去帳文かこちょうのもん水施餓鬼みずせがき

    施餓鬼過去帳文
    (弘法大師や源仁僧都という高僧が過去帳に各霊の名を書き入れて供養を行ったように、過去帳に精霊の名を書き入れて成仏を願います)
    (例年はこの中で塔婆奉納者の読み上げがあります。本年は、読み上げはありません。ただし例年通りに、過去帳に塔婆供養の各霊の名を書き入れて施餓鬼壇に供えさせていただきます)
    水施餓鬼
    (餓鬼への供養を行い、この功徳を世界の人々に廻向し(送り)ます。)

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